2013年1月19日土曜日

Sさんへの手紙「4つ目の脳―三位一体の脳」

  私の脳は診断によると、喋ったりするのがC(感性)型で見たりするのはD(未来)型の右脳なのですが、文章を書いたりメールしたりすると左脳型になるそうです。なので、Sさんのメールを読んで、お返事したものが知らず知らずのうちに反論のようになってしまったかもしれません。そうではなく、研究活動が長かったので、分析的か論理的に考えてしまう傾向があるのです。

従来の脳科学では左右の二つだけでしたが、ハーマン脳は辺縁体と大脳新皮質つまり、脳の内側と外側とさらに分かれます。心理学でもジギルとハイド型があるように、人間には少なくとも二面、或いは多面性が現れることが実証されています。ですからイエス様を中心にした聖霊の働きがいつも豊かにあるように祈らなければならないのでしょう。

男の子ばかり三人をお育てしたお姑様ですが、たとえば脳が4タイプあるとして、一つずつそれぞれの息子さんに適応するように(道具として)使っていたが、4つ目の脳はハーマンで云うと「忌避」部分に当たり、どうにもうまくコントロールできないので、いびってしまったと推理できます。イエス様でも四ではなく、三位一体と云いますから、四つ目は十字架の死になるのでしょう。A・オルコットの「若草物語」も「春琴抄」の四姉妹の母親は、女の子ばかりだから四つ目は脳のどこかではなく、同性の「ご胎内の愛(uncontrolled
love)になるのではないのでしょうか。

 ところで松浦司教様にも同じエッセイをお送りいたしましたが、以下のようなお返事を頂きました。
「今年は右傾化が具体的な政治に直接反映していく大変な年になると思います。参院選で自民党はじめ改憲派が勝つと一気に改憲へと突き進んでいくと思います。国会の場では少数派になっても、平和を願う市民の良識によって平和を守る力を示さなければと思います。それぞれの場で、それぞれの表現方法と行動で声をあげていきたいものです。」

 神道では今年は左だ、右だと流れがあるのでしょうが、長年左耳だけに補聴器を付けて世相をシビアに見てきた私にはそんなことはどうでもいいことなのです…。人間の左右脳は切り替え自在かもしれませんが、実は昨年末に臨床美術士の資格と取得するための講座を受け、アルツハイマー病などの痴呆症についても勉強いたしました。そこで高齢化に伴い、脳の働きが衰えると左脳が先にやられ、一方で右脳の働きは最後まで残る傾向にあることを知りました。

 明治生まれのお年寄りなどは若い時に試練を受けていますし腰がしまっていますから、急激な歴史の変遷についていけるのでしょうが、豊かさにどっぷり浸かった今の若い人たちはそういかないと思います。

 また脳革命とは簡単に云いますが、頭を使い過ぎますと頸椎が曲がり、腰が曲がり、若い人でも脳梗塞になったり股関節がずれたりします。表向きは健康そうに見えても、半病人のような日本人が増えてしまう可能性があります。本当の聡明な女性は国会の動きに頓着しないかもしれません。

 どんなに世界が揺れ動いても、父なる神を仰ぐ人間のバランス感覚があれば、地球の重力と月の引力には敵いません。教会暦もホロスコープと一致して書かれていると聞いたことがありますが、下山さんは何かご存じでいらっしゃいますか?私は聖書についてはかなり勉強不足です。幼児洗礼ですし、子どもの頃は耳が不自由なために教会のミサもぼんやり与っていましたので、宗教的なものは感性で(神秘は神秘として単純に)受け止めてきましたので、今はそれらをきちんと裏付けをしている段階です。
 

 今回はここまで。次回は高山右近について、Sさんのメールを読んでの考察を書きたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします

0 件のコメント:

コメントを投稿