2012年1月22日日曜日

映画「ルルドの泉で」を観て

今、上映中の「ルルドの泉」を観た、というと何人かの人から、どんな映画だった?と聞かれました。キリスト教徒であるなしに関わらず、「癒し」の最高峰である、ルルドの奇跡に興味がある人はたくさんいるのでしょう。この映画では、フランスを舞台にした映画らしく、ストーリーが淡々と進んでいきます。この映画が何を言いたかったのかは、観る人の想像にお任せというよりは、何が神のメッセージなのかを悟る事が大切なのかもしれません。
私は今から23年前に、巡礼旅行でルルドに行った事があります。映画の中で、見覚えのある光景が出てき、ロザリオ大聖堂や主聖堂、そしてルルドの洞窟、そこでの聖なる恩寵に満ちた空気が思い出されました。
その映画は、スイスからの巡礼団の中でたった一人の、手足の萎えた少女にだけ奇跡が起こった実話を元にしたものです。本当にルルドの奇跡は起こるのか?その真偽のほどは未だ解明されていませんが、医師のアレクシー・カレル博士が書いた「ルルドへの旅・祈り」(春秋社)という本にこの奇跡を詳細に追求したレポートがあります。また、
「ルルド・ジャーナリストが見た現代の聖地」パトリック・マーンハム著(日本教文社)も興味深いです。
しかし、奇跡というのは実際に起こったかどうかは、その奇跡を体験した人でなければ信じることは難しいのではないでしょうか?というのは、私自身がルルドからの帰途、自分自身の「心」に奇跡が起きていたからです。体ではなく、心です。深い潜在意識から癒されることが、すなわち身体の癒しにつながるのです。
話は前後しますが、私は昨年末にオーストラリアのワイルド・フラワーエッセンスのアドバイザーの資格を取得しました。どうして私がこのエッセンスの仕事に携わるようになったのか、これについては後に述べる事にしますが、このエッセンスの花はオーストラリアの4千年の歴史の中で、独特の形態を保ちながら残っていたものです。山の奥深い所で自生しているために、宇宙を取り巻く大自然の力強いエネルギーを受けて育っています。その花弁にミネラル・ウォーターをスプレーして、その水滴だけを集め、花のエネルギーを転写します。それだけでその水が人間の心のネガティブなマインドに働きかける、奇跡の水になるのです。
その水とルルドの聖水とを私は飲み比べてみました。その違いというのは、感覚的なものですから、はっきりとはわかりません。しかし、ルルドは全ての諸悪を浄化する水晶のようなパワーがあると感じました。フランスとスペインとの間にあるピレネー山脈に水晶の鉱脈があり、その鉱床を流れてそのエネルギーが水に転写したのではないかと思います。
つまり、聖所(サンクチュアリ)に入ったような感覚が起こり、ネガティブマインドで曲がり曲がった心に繋がる身体が、神の領域までに癒されたということが起こったわけです。聴覚障害を持った私には、音楽で癒されるという、グレゴリオ聖歌の効果が起ることはありませんでしたから、ルルドに行って初めて、「聖寵満ちみてる」マリアのお恵みに与かったのだともいえます。
さて、映画「ルルドの泉で」の中で少女は、必死で「自立」しようとしていました。その思いが身体に現れたのでしょう。神が私たちに与えた使命は自立すること、どこか不自由な身をかかえる事があっても自分で立ち、そして誰かのために生きる、かって自分が存在していた、病んでいる世界を助けるために再び神と繋がりたい、その思いがこれからの彼女を支えていくのでしょう。




2012年1月1日日曜日

Merry Christmas and Happy New Year!


Merry Christmas and Happy New Year! 2012

今年もどうぞよろしくお願いします。

写真は、漢方薬局で見つけた、本物のタツノオトシゴです

昨年は、平和と東日本被災者復興支援被爆ピアノコンサートにご協力をありがとうございました。
今年は「Maria Arts & Music PEACE9」として、秋に平和祈念コンサートを予定しています。
また3月30日には、音楽療法の専門家とフルート&ピアノとのレクチャーコンサートも予定しています。皆さんの大切な耳を守るためのためになるお話を提供していきますので、どうぞよろしくお願いします。

森峰子