2010年3月12日金曜日

インスピレーションからインスピレーション


桜町ホーム訪問コンサートが終わって早くも一週間経ちました。
ホームの方々のそれぞれの思いを受け止めながら、いつもの生活に戻りつつあります。

アンコールでリクエストも受け、「アヴェ・マリア」(バッハ/グノー)と「南国土佐を後にして」が大好評でした。
カトリックの施設らしく、聖歌を口ずさむ老シスターもいらっしゃって、聖歌をメインにするコンサートって、やっぱりいいな、と思いました。

初めての訪問コンサート、最初はなかなか人が集まりませんでしたが、今年に入ってから年配の方が立て続けに入って来られ、メンバー数も二倍に増えました。
それからの練習は、お喋りをしながら午後1時から3時までの予定が5時過ぎまでになることも度々でした。
そんなわけで、この音楽グループは、演奏レベルもまだまだ、歌唱力もおぼつかない状態でしたが、皆の気持ち一つになったことが成功の一因でしょう。

会の重鎮のHさんは、元大学教授、大学付属の高校の校長先生でいらっしゃって、先生の話は、学生時代だったら聞かなかった校長先生の立派な講話のようでした。
偶然、再会し、コンサート参加をお願いしたプロのピアニストの方のアドバイスも私たちには貴重な意見です。
手話通訳件歌手のおば様方には、それらを含めて、温かい心で包んでくださって、本当にありがとうございました。

さて、このボランティア活動をきっかけに“インスピレーションからインスピレーション“という状態が始まったら、しめたものです。
ちょっとわかりにくい言い方ですが、“栄光から栄光へと”とか「昇華」と言い換えればいいでしょうか。

でも、お金にもならない活動って、ある意味で、全ての始まりであり終わりでもありますね。
アルフォンス・デーケン神父様のいらっしゃるイエズス会は、「神のより大いなる栄光のために」(Ad Maiorem Dei Gloriam)がモットーです。
これは「どんな活動でもよい意志をもって精力的におこなえばかならず神の国のためになる」という精神を表しているそうです。

デーケン神父様のバック・アップがあればこそ、できることですが、訪問コンサートも被爆ピアノコンサートも是非、成功させたいものです。

3 件のコメント:

  1. 昨日はありがとうございました!いろんな出会いがあって楽しかったです!パイのお味はいかがでしたか?鎌倉でまたみなさんの気持ちが一つになったコンサートが実現できたら本当に嬉しいですね!

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  2. そうですね。
    訪問コンサートの皆さんがもう、次のコンサート開催に向けて燃えて(?)いらっしゃるので、私の方が突き動かされた形で、鎌倉の聖テレジア心身障害児施設を下見してきたのですね。
    この施設は、海沿いのとても素晴らしい眺めの丘の上に立っていて、子どもの数の割に施設が広々と明るく、居るだけでも気分がよくなります。
    茅ケ崎のTED'S BAKERY CHOCOLATE HAUPIA CREAM パイは、その甘さが数日経った今でも口に残る強烈さでした。
    また食べたくなるときは、もうおばあちゃんになっているかもしれません…?!

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  3. そんなに甘かったんですね!申し訳ありません笑!私にとってTED'S pieは元気になる全てのきっかけをつくってくれた言わばSoul Foodに近いです。

    引き続き鎌倉からのお返事をお待ちしております。もしお返事ありましたらお知らせ願います。実現しますように!

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