先日、麹町教会ヨセフホールでの平和と東日本「LOVE&PEACE チャリティコンサート」が無事に終わり、ホッとしています。
今年も皆様のおかげで、昨年のドイツ国際平和村支援と同じ、約300名のお客様が私たちと共に世界平和を祈り、また東日本で大震災に見舞われた方々のために、いくらか支援金をいただくことができました。
今年の呼び物は何と言っても、広島の「被爆ピアノ」です。このピアノを見るため、聴くために、自分の宗派ではないカトリック教会のホールにいらしてくださった方が半数以上いらっしゃいました。それが宣教体修道会である「イエズス会」に貢献できた一つの大きな収穫だったと思います。
昨年に引き続き、飯島晶子さんの朗読と伊東光介さんのピアノ伴奏による、松谷みよ子さんの絵本「ミサ子の被爆ピアノ」(講談社)は、聴く者の心を打ち、中には涙を流す御婦人の姿も見られたとか。
耳の不自由な私が、毎日曜日に手話通訳のある教会を渡り歩いたため、自然と手話通訳のお友達が沢山でき、そのうちの4人が通訳ボランティアを買って出てくださいました。しかし、熊木洋子さんをはじめ日野和子さん、諸岡保江さん、新進の小林真理さん皆さんの、表情豊かな通訳ぶりは、朗読劇、音楽劇とでもいえるほどで、お客様を十分に魅了したようです。
同じく、声楽家、演奏家の方々も、何かの縁があって親しくなった方々ばかりです。手話通訳のいる田園調布教会の聖歌隊の指揮者、山中真佐子さんとその友人の佐藤陽子さん、昨年のドイツ国際を聴きにいらした後に、麻布教会で洗礼を受けた宮田智世さん、亀有教会でのクリスマスコンサートで宮田さんと出演した根岸美江さんと友人の吉比由美子さん。そして皆さんの出演が決まった後に、私がNHK文化センターでボイスとレーニングを受けた平山智香子さんにも出演依頼しました。平山さんは偶然にも、宮田さんの音大時代のクラスメートで、お二人は30年ぶりに再会するという奇跡のドラマもありました。
伊東さんの即興ピアノ演奏「祈り」は、さすがに現代版モーツアルト?ブラームス!とその純な魂に触れ、私の乾いた心も癒されました。
吉比さんによると、ピアノに吸いつくような、自分が弾いているのではなく、弾かされていたような感じがしたそうです。そういうピアノを調律している矢川さんという調律師さんの技術なのか、ピアノに込められた、原爆で亡くなった方々の精霊の力なのか、わかりませんが、もしこのピアノが“洗礼”を受けて聖霊をもたらすとしたら、どんな音楽になり、一体どんな奇跡が起こるのでしょうか?
何はともあれ、今年の3月11日の東日本大震災とそれに伴う、福島原発事故による様々な困難を乗り越えて、コンサートが無事に終了したことが何よりの奇跡と思います。これも聖イグナチオ教会の祝日に、他教会信徒である私たちのために快くホールを貸してくださったイエズス会の神父様をはじめ、多くの方々のお祈りのおかげと信じています。
資金面では、被爆ピアノ資金にかなりの支出を割いたため、赤字に近い状態となりましたが、私はチャリティコンサートを開いて、お客様から支援金を集めたのではなく、お客様とこのような素晴らしい瞬間を共有するために自分で音楽の宴を招いたのだという充実感があります。
聖霊たちが、私たちに手助けをしてくださったおかげで、このような素晴らしいプログラム内容ができたことを感謝しています。
私はこの次は、それを普段、音楽を聴く機会のない耳の不自由な子どもたちのために披露したいと、新たなコンサート構想が浮かんできました。
昨年のドイツ国際平和村支援でも協力していただいたパイオニア㈱の体感振動システム席を使っての、外国語曲でも対応できる手話通訳とイラスト付き(画像は「ピース君、世界を廻るのスペイン編)のコンサートです。
出演者の皆様は普段、お勤めや家庭の仕事等に従事しておりますので、いつ実現するかはわかりませんが、私の瞼にはもう、嬉しそうな子どもたちの笑顔が浮かんできました。
今年も皆様のおかげで、昨年のドイツ国際平和村支援と同じ、約300名のお客様が私たちと共に世界平和を祈り、また東日本で大震災に見舞われた方々のために、いくらか支援金をいただくことができました。
今年の呼び物は何と言っても、広島の「被爆ピアノ」です。このピアノを見るため、聴くために、自分の宗派ではないカトリック教会のホールにいらしてくださった方が半数以上いらっしゃいました。それが宣教体修道会である「イエズス会」に貢献できた一つの大きな収穫だったと思います。
昨年に引き続き、飯島晶子さんの朗読と伊東光介さんのピアノ伴奏による、松谷みよ子さんの絵本「ミサ子の被爆ピアノ」(講談社)は、聴く者の心を打ち、中には涙を流す御婦人の姿も見られたとか。
耳の不自由な私が、毎日曜日に手話通訳のある教会を渡り歩いたため、自然と手話通訳のお友達が沢山でき、そのうちの4人が通訳ボランティアを買って出てくださいました。しかし、熊木洋子さんをはじめ日野和子さん、諸岡保江さん、新進の小林真理さん皆さんの、表情豊かな通訳ぶりは、朗読劇、音楽劇とでもいえるほどで、お客様を十分に魅了したようです。
同じく、声楽家、演奏家の方々も、何かの縁があって親しくなった方々ばかりです。手話通訳のいる田園調布教会の聖歌隊の指揮者、山中真佐子さんとその友人の佐藤陽子さん、昨年のドイツ国際を聴きにいらした後に、麻布教会で洗礼を受けた宮田智世さん、亀有教会でのクリスマスコンサートで宮田さんと出演した根岸美江さんと友人の吉比由美子さん。そして皆さんの出演が決まった後に、私がNHK文化センターでボイスとレーニングを受けた平山智香子さんにも出演依頼しました。平山さんは偶然にも、宮田さんの音大時代のクラスメートで、お二人は30年ぶりに再会するという奇跡のドラマもありました。
伊東さんの即興ピアノ演奏「祈り」は、さすがに現代版モーツアルト?ブラームス!とその純な魂に触れ、私の乾いた心も癒されました。
吉比さんによると、ピアノに吸いつくような、自分が弾いているのではなく、弾かされていたような感じがしたそうです。そういうピアノを調律している矢川さんという調律師さんの技術なのか、ピアノに込められた、原爆で亡くなった方々の精霊の力なのか、わかりませんが、もしこのピアノが“洗礼”を受けて聖霊をもたらすとしたら、どんな音楽になり、一体どんな奇跡が起こるのでしょうか?
何はともあれ、今年の3月11日の東日本大震災とそれに伴う、福島原発事故による様々な困難を乗り越えて、コンサートが無事に終了したことが何よりの奇跡と思います。これも聖イグナチオ教会の祝日に、他教会信徒である私たちのために快くホールを貸してくださったイエズス会の神父様をはじめ、多くの方々のお祈りのおかげと信じています。
資金面では、被爆ピアノ資金にかなりの支出を割いたため、赤字に近い状態となりましたが、私はチャリティコンサートを開いて、お客様から支援金を集めたのではなく、お客様とこのような素晴らしい瞬間を共有するために自分で音楽の宴を招いたのだという充実感があります。
聖霊たちが、私たちに手助けをしてくださったおかげで、このような素晴らしいプログラム内容ができたことを感謝しています。
私はこの次は、それを普段、音楽を聴く機会のない耳の不自由な子どもたちのために披露したいと、新たなコンサート構想が浮かんできました。
昨年のドイツ国際平和村支援でも協力していただいたパイオニア㈱の体感振動システム席を使っての、外国語曲でも対応できる手話通訳とイラスト付き(画像は「ピース君、世界を廻るのスペイン編)のコンサートです。
出演者の皆様は普段、お勤めや家庭の仕事等に従事しておりますので、いつ実現するかはわかりませんが、私の瞼にはもう、嬉しそうな子どもたちの笑顔が浮かんできました。